ばななとうのつぶやき

主に、恋愛、美容、仕事、就活、エッセイ・コラムなど、22歳大卒営業女子が体験・考えたリアルな情報をお届けする、雑記ブログです。

【実話】自分らしいってなに?有名大企業の内定を入社1ヶ月前に断った話【就活】

はじめまして、なないろです。

 

これは某有名大企業早期内定をもらい、

内定式まで出席した挙句、

入社1か月前に断って、

新入社員私だけの小さなサンドイッチメーカーに就職した私の、

迷いと決断」の話です。

 

それなりに名門の都内私立大学に通っていた私は、

2年半サークル活動に打ち込み、

充実した日々を過ごしていました。

 

そして、11月にサークルを引退してから、

これまでの先輩、そして同期と同じように、

なんの疑問を抱くこともなく、就職活動をスタートさせました。

 

1日3社の説明会に、ESラッシュ、

インターンという名の早期説明会兼選考会・・・

およそ世の就活生が、皆一度は経験するであろう苦労を

それなりに味わい、

早く就活なんてやめたい・・・と思ったこともありましたが、

 

私の就職活動は、そこそこうまくいっていました。

 

文学系学部で培った文章力と、大学名があれば、

正直ESは7割通るし、

緊張しない性格なので、面接も苦ではありません

それに、

割と真剣に活動するサークルに所属していたり、

ボランティア活動や、長期インターンなどにも、

積極的に取り組んでいたこともあり、

面接で話す内容にも困りませんでした

 

なにより、

高校までの厳しい体育会系部活動で養われた、

「私は他の学生に比べて心は絶対強いはずだ」という思いと、

「〇〇田大学」の名前によって

私は、就活生としての自分には、それなりの自信をもっていたのです。

 

実際結果も悪くはありませんでした。

 

早期選考のあるベンチャー企業内々定をもらって

早々に「どこにも就職できなかったら」という不安からおさらばし、

不安から受けていた中小企業はもちろん

誰もが知っているような有名企業の選考も、

とんとん拍子に進みました。

 

 

しかしその裏で、

私は迷っていました

 

自分が本当にやりたいことはなんなのか。

大事なのは、やりがいか、条件か、それとも給料か

どの会社に行くのが、一番自分らしいのか

 

いくら考えても、

この先の人生に関わる重大な決断を

実際の社会のことなど何も知らないただの学生が

ほんの数か月で下すなんて

私にとっては、無理難題。

 

「軸を固める」なんて

到底できることではありませんでした。

 

それでも、

「器用にこなすこと」には自信がある私は、

面接で「ウケの良い」軸を考え

企業によって言うことを変え、キャラを変え、

その業界が求める性格に成りきって、

選考を進み続けました。

 

最終的に、

途中で選考辞退した10社以上の企業を除いても、

内々定をもらった企業は8社

 

中でも厳しい圧迫面接を勝ち抜いて

内々定をもらった大手コンサル会社は、

IT業界新卒就職人気企業ランキング」でも

常に20位以内には入っているような、

超大企業でした。

 

月給は新卒1年目から35万

 

まわりからすれば、おそらく、就活「大成功」です。

 

でも、

私がいちばんいきたいと思っていた、

エンターテイメントの会社から内々定をもらうことはできませんでした。

 

私は迷いました。

 

正直、ITには全く興味がもてないどころか、苦手意識しかない。

コンサルティングの仕事は楽しそうだけど、

自分がそんな難しいことをできているイメージも、全くわかない

 

仕事内容だけで考えたら、

他に内々定をもらっていた小さいベンチャー企業の方が、

面白そうにも思えていました。

 

しかも、

忙しい時期は毎日終電まで残業

帰っても勉強があるため、

なかなか自分の時間を作ることは

難しいとのこと。

 

本当に自分の人生、

それでいいのか。

 

 

しかし、散々考えた挙句、

私はその会社の内々定を承諾しました。

 

「いちばんみんなが選びそうなところ」

「いちばんみんなにすごいと思ってもらえそうなところ」

を選んだのです。

 

汚い感情ではありますが、

当時の私にとっては、

未来の自分が楽しいと思える仕事をすることより、

今の自分の承認欲求を満たすことの方が、

大事でした。

 

その会社に入ってしまえば、

「人生の成功者」になれる、という気もしていたかもしれません。

 

とにかく、

見栄」と「勝ち組であること」を優先させた私を待っていたのは、

怒涛の勉強の日々でした。

 

入社前までに取っておかなければならない資格が3つ

どれも基礎すらわからないものばかり

加えて、Excelパワポは関数まで全て使いこなせて当然

入社後研修の半分は英語で行われるため、英語力は必須

 

私は心が折れそうになりました。

 

同時進行できるほどのキャパはないけれど、

時間もない

入社日は刻々と迫るばかりでも

卒業前にやりたいこともある

 

でも、心が折れそうになった一番の原因は、

興味が持てない

ということでした。

 

それまで、サークルや部活動、勉強など、

大変に思えることも乗り越え、努力して、

結果を残してきたので、

難しい資格の勉強だって、努力でなんとかできる、

と思っていました。

 

しかし、

今までは自分で自分を奮い立たせ、頑張っているうちに

自然にわいてきていた、やる気やモチベーションが、

いつまでたっても1ミリもわいてこなかったのです。

 

私にとっては、初めての経験でした。

 

それと同時に、

今まで自分は、自分が「やりたい」と本気で思ったことしか

努力してきていない、ということに気付きました。

 

心から興味を持ち、頑張りたいと思えること以外でも

努力できる力が、

私にはなかったのです。

 

甘えだ、と思う方もいると思います。

少なくとも当時の私は、自分で自分に、

そう思っていました。

 

苦しいから逃げたいだけ、

仕事なんて楽しくなくて当然、

みんなやってる、

そう言い聞かせ、 何とか取得した資格をひっさげ10月の内定式に出席

 

しかし、

新たな仲間との初顔合わせい心躍る同期達を横目に、

私の心は晴れませんでした。

 

資格はとれた。

これからも、大変ではあるがなんとかはなると思う。

同期は300人以上いるし、

優秀で気の合う人たち。

 

でも。

 

この会社いる私は

この仕事をしている私は

 

本当に私らしいだろうか

 

ただでさえ小さいキャパシティを

努力に使える限られた体力を

自分の興味を持てないことに費やして

本当に私は幸せだろうか

 

自分の好きなことをする時間や

大切な人との時間を犠牲にしてまで

高いお金を稼ぐことに

意味はあるだろうか

 

承認欲求

給料の高さ

いきいきと働くことを諦めてまで

守らなければいけないことなのか

 

冬の間もやもやと考え続けた私は、

ついに、

再度就職活動をすることを決めました。

 

もう1月でした。

 

入社まであと3ヶ月

 

新卒採用の終わった時期に、

なんの社会人経験もない学生を、

面接してくれるような会社は少なかったですが、

 

ないことはありませんでした。

 

私は、

 

・楽しそう!とワクワクする仕事内容か

・自分のやりたいことや大切な人との時間も作ることができるか

 

というたった二つの軸をたて、

 

今度こそ、自分に素直な選択ができるように

絶対にそれをぶらすことがないように、

 

誰にも知られないとしたらどんな選択をするか

 

を常に自分に問いかけました。

 

もう一度、スーツを着て。髪を結んで。

時には、

卒業旅行で海外にいた数時間後には、

企業の応接室に座っていたりして。

 

 

 

 

そして今、

私は全然有名なんかじゃない、

新卒入社は私しかいないような、

小さなサンドイッチのメーカーで働いています。

 

仕事内容は、

サンドイッチを卸している取引先への

既存営業と、

サンドイッチの新商品開発。

 

コンサル会社でできるような

大きい仕事はできませんが、

好きなものに携われ、

とても楽しいと思える仕事です。

 

自分の時間も作れるので、

こうしてブログを書いたり

大切な人と充実したプライベートを過ごすことができています。

 

 

私はようやく

自分の価値

自己肯定感

学校や

会社の名前

支えてもらうことを

やめることにしたのです。

 

 

 

何にも頼らずに

自己肯定感を持ち続けることは

簡単ではありません。

 

ちょっと目立てばすぐ仲間外れになる学校

 

いつの間にか親同士の勝負になっている気がする受験戦争

 

自分にしかない長所なんてないと思い知らせてくる就職活動

 

匿名の人に叩かれるネット

 

自分よりかわいい子で溢れかえるSNS

 

自分なんて、が美学の文化

 

頑張る人を馬鹿にする、

その他大勢の、頑張ることを諦めた人達

 

 

普通に生きているだけで

自分で自分を認めること自体が

なんだか悪いことのように思えて

 

どこに所属しているか

何をしてきたか

なんとか自己肯定感を保っていないと

生きていられない

 

きっと私だけじゃないと思う

 

別にそれが悪いことだとは思いません

 それだって自分の今までの努力の結果だから

 

でも

 

それにしがみついて、自分の幸せを見失うなら

 

私は一歩、踏み出したい。

 

 

この私の選択が

正しいものなのか間違っているのか、

正解はないと思います。

 

採用してくださっていた会社の人事の方や、

それまで面談をしてくださっていたOGの方、

友人や両親など、

色々な方に迷惑をかける決断であったことも

重々わかっています。

 

今だって、

 

高そうなスーツを着て

丸の内のでっかくて綺麗なビルに

出勤していく人たち

 

大学の友達の

たくさんの同期との研修の写真を載せた

Instagramのストーリー

 

「誰々は、〇〇に就職したらしい」

「すごい、超大企業」

大手に就職することがすごいことだと

当然のように話す人たち

 

そんなものが目に入るたび

自己肯定感が揺らぐことが

やっぱりまだ、あります。

 

ずっと今の場所にいるかもわかりません。

 

これからも数えきれないほど、悩み、迷い続けるでしょう

 

でも

私はこの決断をして

良かったと思っています

 

大企業の人だとちやほやされないのも

ギリギリで、普通はしないような行動に出てしまうのも

数字と機械がどうしたって苦手なのも

ブレブレの自己肯定感も

お金より好きなことをする時間がほしいのも

何千万のお金をうごかすことより、一人の「美味しい」を考える方が楽しいのも

こうやって何かを発信したくなるのも

 

全部「自分らしい」と思えるから

 

選択の連続でできている、「人生

 

いつか振り返った時

それが

自分らしいものであるように

 

これからも私は自分に問い続けます。

 

「自分らしいってなに?」と。

 

 

 

 

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